レジャー産業の中で最も衰退しているパチンコ業界の回復に重要なこととは

何がパチンコ業界をダメにしたか

日本生産性本部余暇創研の「レジャー白書2023」 を基に計算された2022年の日本のパチンコ人口は約800万人と推測されています。

その昔はパチンコ業界は30兆円産業と言われていて、2021年では14兆円にまで落ち込んだようです。コロナ感染症の影響だけではなくそれ以前より遊技人口自体が最盛期に比べて大幅に減り続けているのが大きな要因です。

最盛期にはパチンコは遊技人口3,000万人でしたが2016年のパチンコ遊技人口は1,070万人、2020年のパチンコ遊技人口は710万人と最盛期の3分の1程度にまで下がっています。2022年のパチンコ参加人口は約800万人に少し回復したと思われるようです。

そこで何故これほどまでにパチンコ業界が衰退したのか考えてみましょう。

巷ではあたかもほかの娯楽に人口が移動したように書かれてあるものもあります。筆者的には、パチンコで一度甘い汁を吸ったことがある人が、そう簡単には、パチンコから、撤退や撤収することはないと思います。

パチンコという依存度の高い遊戯をやめるとなるとそれ相応の重大な理由があるはずでする

と言っても簡単に分かる話で、「パチンコで勝てなくなった」というのが最大の理由なのに違いはありません。

パチンコ歴49年の筆者なので言えることは、昭和の時代に一日で数万円負けることなど、珍しいことでした。

その後、規制はどんどん厳しくなり、1/500の台など亡くなった時代でも、今ほどパチンコへ出かけるたびに負けることはなかったはずです。

客が負けだした大きな理由は、パチンコ機種の差玉率の低さと、ホールの締め過ぎによるものと断言できます。

今では、1K20回転などと、勝てる回転数を口にすることが多くなりましたが、その昔はそんなこと考えずに、保留が満タンになれば、ストップボタンを押すという行為が普通だったはずです。知らない人も多いと思いますが、機種によっては止め打ちできないようにストップボタンを押せないものもありました。

現在はどうでしょう。下手するとストップボタンを押す時がないほど、ひどい設定のホールが足並みをそろえています。換金率に関係なくです。

パチンコ機種的にはどうでしょうか。遊戯客の投資が増えだしたのは、ST機の導入と同時と言っていいかもしれません。

それほど確変ループ機しかなかった時代には、今ほど負け客が多くなかったと言えます。

客の減少を歯止めする手段とは

現在の台は一撃の出玉力があっても、通常当たりなら時短のない台が多数あります。確変ループ機なら通常当たりでも時短のでの引き戻しがあることが大きなメリットだったものです。

長寿台で未だに人気の衰えない、「P新世紀エヴァンゲリオン〜未来への咆哮〜」はST機であっても、通常当たりなら時短がついてくるのがそのことの証明です。

その「P新世紀エヴァンゲリオン〜未来への咆哮〜」の前の名機であり、長寿台であった「CR真・北斗無双」も同じ理由としか言いようがありません。

メーカーはそのことを分かっているので、「P新世紀エヴァンゲリオン〜未来への咆哮〜」とよく似たスペックの「Pフィーバーかぐや様は告らせたい」や「e ソードアート・オンライン」「Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED-」を登場させますが、「P新世紀エヴァンゲリオン〜未来への咆哮〜」の一人勝ちは演出と安定して勝てるスペックのおかげです。

パチンコの遊技人口が減った理由はインターネットやPC、スマートフォンの普及などで余暇の過ごし方が変化したということでもなく、勝てない遊技台を設置しているホールと勝てないパチンコ台を開発しているメーカーの両方の責任と言いきれます。

新台の入れ替えサイクルが早すぎることなど、ホールの設備投資が多すぎて締め過ぎることの理由になっていることは間違いありません。

誰も打たないスマスロに設備投資する必要もありません。

パチンコ人口が減った分だけ、パチンコホールが減るのも当然のことです。勝てないパチンコ台と言っても、ホール次第でTOTAL的にいくらでも出すことが出来るのもパチンコです。

「回らない、賞球が少ない、当たってもRUSHに入らないパチンコ台」ではどぶにお金を捨てていることに違いがありません。

今言った通りに、クソ台を締め続けることと、早期の新台の入れ替えをやめない限り、パチンコ業界に未来はありません。

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