糖尿病患者は口の中も特別注意が必要

糖尿病が歯周病に及ぼす影響

・唾液の量が減る(口の乾燥)
自浄作用(食べ物を洗い流す力)が低下し、細菌が繁殖しやすくなる。唾液中のブドウ糖が増える。
プラークの中の最近の数が増え、歯につきやすくなる。

・白血球のはたらきが弱くなる
白血球は歯周病菌と戦い、退治する役目を持っいますがそのはたらきを十分に果たせなくなる。

・血流が悪くなる
毛細血管が細くなり血行不良が起きて、歯肉への栄養が行き渡らなくなり感染しやすくなる。

・コラーゲンの合成を阻害する
傷が治りにくくなる

口の病気

・虫歯
ミュータンス菌が出す酸によって歯の表面が溶かされる病気。

・歯周病
細菌が出す毒素によって歯肉に炎症(腫れや出血)をもたらし、歯を支えている骨や骨と歯をつなぐ歯根膜が破壊される病気。

原因

・プラーク
もともと口の中にいる細菌がはの歯の表面に残った食べかすなどを栄養源として、どんどその数を増やしたり、非常にネバネバした菌につきやすい、のりのような物質を作り出し、歯にべっとりとへばりついた状態です。

対策

1.歯をよく磨くこと。

2.よりよい血糖値をめざすこと。

3.歯ブラシの毛は普通の硬さで小さめのものを選びます。但し、歯肉が腫れていたり出血しているときは、やわらかめを選びます。

4.ブッシング方法
歯にハブラシの毛先を押し当て小刻みに数ミリずつ振動させ、1〜2本ごとに磨きます。歯と歯茎の境目にハブラシの毛先がいつも当たっているようにします。

入れ歯の手入れ

・入れ歯がヌルヌルしているのはプラークです。入れ歯の内側にプラークがついていると触れている粘膜に傷が付きやすくなります。

また部分入れ歯のバネの部分や入れ歯を支えている歯にプラークがついていると虫歯や歯周病になりやすくなります。

ハブラシまたは専用の入れ歯ブラシでプラークをこすり落とします。夕食の後ははずして水もしくは洗浄剤につけておきます。

治療を受ける際には

・早期治療が大切です。健康な人でも早期治療がもちろん大切ですが、糖尿病があると虫歯や歯周病の進行が早まりますので異常を感じたら、痛くなくても早めに歯医者に行きましょう。特に歯周病予防がたいせつです。

・糖尿病であることを歯科医師に伝えましょう。血糖値が高いと感染症にかかりやすいので出血しやすい歯科治療では積極的な治療ができない場合があります。

まず、血糖コントロールを良くする必要があり、本格的な治療はそれからです。

糖尿病患者は正しい歯磨き、定期的な検査、そしてより良い血糖コントロールを守れば、生涯自分の歯を守ることが出来ます。

自分の歯で食事できることほど幸せなことはありません。

※病院からいただいた資料で編集しています。

飴玉等、甘いものを常になめてはいけないことがお分かりいただけたでしょうか。

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本日の血糖値と食事に合わせたインスリン注射量です。

インスリン量(単位)

下血糖値mg/dl 朝食前 昼食前 夕食前 夕食前または眠前
〜100 7 8 9 12
100〜150 8 9 10 13
150〜200 9 10 11 14
200〜250 10 11 12 15
250〜300 11 12 13 16
300〜350 12 13 14 17
本日のデータ(朝食前血糖値を解かりやすくするため、昨夕からとします)

・疲れて今朝は寝込んでいました。

・起きてきたのは午後3時てした。低血糖手前です。朝抜きなので食パンを2枚食べました。

・夕食前の外出せず、間食もしていないのに血糖値は高い値です。

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2017-04-16 血糖値 食事 インスリン注射量 ランタス
昨夕時 179 牛丼、サラダ 11 14
 今朝時        
今昼時 67  食パン2枚、サラダ、ヨーグルト 8  
 今夕時 285 他人丼、味噌汁、サラダ 13 16

※スマホを縦向きで見ると表と写真がうまく表示されないので横向きににかえてみてください。

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